2017年06月08日

面白い!グレイマンシリーズ

もじゃもじゃです!

マーク・グリーニーのグレイマン・シリーズにはまってます!
第一作「暗殺者グレイマン」、「暗殺者の正義」「暗殺者の鎮魂」と2作目以降をイッキ読み(笑)
グレイマンと呼ばれる元CIAのプロの暗殺者の活躍を描く本シリーズ。
とにかくアクションシーンの描写が面白いのと、変などんでん返しがないので、どんどん読めます。

「暗殺者の正義」ではアフリカ某国の大統領暗殺を依頼されたが・・・・
「暗殺者の鎮魂」では、「~正義」の結果以前に増して追われるようになったグレイマンが、命の恩人の死を知り麻薬カルテルと戦う羽目になる。

グレイマンには独自の倫理観、正義感があり、金されもらえれば誰でも殺す訳ではなく、犯罪・麻薬組織のボスや、虐殺を行う政府高官など人の道を外れたアンタッチャブルな標的の殺しのみを請け負う。
独自の倫理観、正義感がアダとなって、望まない戦いに巻き込まれてしまう、言ってみれば「お人よし」でもある。そこがこのシリーズの魅力でもある。
「暗殺者の鎮魂」では、リーダーシップのなさに悩むグレイマンがおかしく、またリアルでもある。

ご興味のある方はアマゾンなどご参照ください。



  

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2017年05月17日

「Gマン 宿命の銃弾」

もじゃもじゃです!

「Gマン 宿命の銃弾」は、「極大射程」のS.ハンターによる元海兵隊の凄腕スナイパーボブ・リー・スワガー・シリーズの最新作。

本作の主人公はボブの祖父チャールズ・スワガー。時代はシカゴでギャングが幅を利かせていた1930年代。アーカンソーの保安官だったチャールズがガンファイトの経験と腕を買われて、FBIのGマンとなり、ギャングと対決する。
並行して、現代のボブが謎の多い祖父チャールズの真実の姿を探求する姿が描かれる。


同じくハンターの「四十七人目の男」を、あまりの下らなさに途中で投げ出したもじゃもじゃ。
その後、「ソフト・ターゲット」と「第三の銃弾」でハンターに復帰しましたが、今一つでした。
が、今作は謎の多い主人公チャールズ・スワガーが魅力的で、ぐいぐいと読ませます!
本作はイケます!
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ガバ好き、トンプソン好きには特にお勧め!あとBARもね!face05
興味のある方は、アマゾンでの書評もご参照ください。

  

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2017年03月20日

「暗殺者グレイマン」

もじゃもじゃです!

「暗殺者グレイマン」マーク・グリーニー著 早川文庫刊を読了。
既に出版されてから5年ほど経ち、シリーズ化されている人気作である。
グレイマン=目立たない男と呼ばれる凄腕の元CIAの殺し屋を主人公とした、ガンアクション謀略小説。

スピード感あるアクションを楽しむのにはもってこいの作品。スティーブン・ハンターの「ダーティホワイトボーイズ」的なノリの作品である。
主人公は最初から最後まで窮地に陥りっぱなしである。(笑)だいたい普通は主人公がピンチになっても、援軍が来て体制を立て直せるものだが、本作はゲームで言えば主人公のライフは減るばかりである。

グレイマンは金で雇われた殺し屋ではあるが、ターゲットは残忍な独裁者や麻薬組織のボス等の、法で裁けない悪党ばかりである。
「暗殺」を請け負うような人間にそんな道義心はないだろう~と思っていたが、読み進めるうちにすっかり主人公に感情移入してしまい(笑)、駅を乗り過ごす勢いで読んでしまった。
主人公の心理描写などはほとんどなく、深みがないとも言えるが、シリーズの中でこれから描かれると期待しよう。




  

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2017年02月24日

次回作は スノーマン

もじゃもじゃです!

ジョー・ネスボ著「スノーマン」集英社文庫を読了。
舞台はノルウェー・オスロ。FBIで訓練を受けたハリー警部が、既婚の女性ばかりを狙った連続猟奇殺人事件を追う。
犯行現場には雪だるま(スノーマン)が残されており、犯人の手はハリー警部の周囲にも伸びてくる・・・・

流行りの北欧ミステリーにはあまり馴染みがなく、マルティン・ベックシリーズの「笑う警官」しか読んだ記憶がない。
今回本書を手に取ったのは、映画「裏切りのサーカス」のトーマス・アルフレッドソン監督の次回作の原作だから。

そんな不純な(?)動機から手に取った「スノーマン」だが、話の展開の予測がつかず、読んでいて面白かった。
ラストも二転三転するので、映画の原作としても向いている。
発行元の集英社も力が入っていて、シリーズの最新作発売に合わせて作者のジョー・ネスボが来日するようだ。

しかし、登場人物の名前が馴染みのないノルウェー人名ばかりなので、「あれ?誰だっけ?」となることが多かったのには苦労した。(笑)
フィンランド系ならハッキネン、マキネン、サーリネン等レーシングシーンで馴染みはあるのだが。(全部ネンで終わる・・)




  

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2016年11月24日

みゆきは恐ろしい・・・

もじゃもじゃです!

最近、宮部みゆきの「誰か」と「楽園」を続けて読みました。
鉄砲は全く出てこないんだけど、怖くて面白い。

「誰か」は杉村三郎シリーズの第一作。逆玉の輿に乗った婿殿・杉村三郎が、財界の大物の義理の父親の依頼で探偵まがいの調査を行うミステリー。
「楽園」は「模倣犯」に登場した女性ジャーナリストが超能力者がらみの事件に挑むというもの。

どちらも電車を乗り過ごすほど面白い。
宮部みゆきの怖さは、日常にぽっかりと空いた恐怖の落とし穴をうまく描くところにある。 
もしかしたら、自分も犯人のように、被害者のようになってしまうかもしれない・・・・。
そう思わせる力が宮部みゆきの小説にはある。
これと言った憂いもなく平凡に生きる事が、ある意味、幸せだなと読後に感じさせるのが宮部みゆきである。



  

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2016年08月29日

プレ・アポカリプス

もじゃもじゃです!

前回ご紹介したベン・ウィンタース著「地上最後の刑事」
3部作の2作目「カウント・ダウン・シティ」3作目「世界の終わりの7日間」をつづけて、読了。
人類の滅亡直前(プレ・アポカリプス)というテーマが面白くて、3作目入手に時間がかかった際に、同じテーマの井坂幸太郎著「終末のフール」も併読。

まず、地上最後の刑事3部作。これは、最後までハードボイルドな世界でした。
1作目が、隕石の衝突で世界が滅亡するまで6か月前。そんな中で殺人事件を追い、2作目では滅亡まで3か月の世界で行方不明の男を探し求めた主人公パレスは、3作目ではついに滅亡まで7日間の世界で、妹を探し求めます。
妹は隕石の衝突で地球が滅亡するのは、政府の陰謀だとするグループに属し、隕石の軌道を変える力を持つ科学者を確保すべく行動。謎の組織と共に、兄パレスの前から消えます。
本当に地球が滅亡するのか?という謎を読者に抱かせつつ、妹探しの旅は展開します。

3作目は、妹との絆や家族の物語となるどころか、3部作の中でも最も終末の惨状がひどく感じられ、妹を探す旅も陰惨なものとなります。
もともと、終末を目前にした世界をそれほど悲惨な描写をすることなく描き、若き主人公パレスのひたむきな探求心と呼応するように、ヘビーな状況の中どこか一抹の清涼感や救いのある世界を描いてきた作者にも、3作目ではどこか荒れた感じが漂います。(当然といえば当然か)

対照的に「終末のフール」は同じような状況(小惑星の衝突で3年後に地球が滅亡する)で、日本のお茶の間で夜8時か9時頃から始まる手垢のついたテレビドラマのような「家族のドラマ」を短編の連作で描きます。
「地上最後の刑事」を読んでいなければそれなりに面白かったのかな?とも思いますし、ハードボイルドものとは当然物語の質感が違うので好みの問題もあるとは思いますが、ちょっと能天気すぎて私の好みではありませんでした。

「地上最後の刑事」3部作に戻ると、1作目で感じた「人は残りの命を何に使うべきか?」というテーマは、続く2作では展開されていませんでした。しかし、だからと言って、面白さが減じるわけでは当然なく、ミステリー的にみると2作目が最も面白いと思います。(PKディック賞を受賞)
2作目まで読むと、当然結末・3作目を読まざるを得なくなるので、2作目と3作目はいっしょに購入することをお勧めします。1作目は文庫なので本屋で入手しやすいですが、2,3作目は文庫化されておらず早川のポケットミステリーなので本屋での入手も難しいかと思います。(ま、ネットで購入するのが安心ですね)








  

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2016年08月02日

地上最後の刑事

もじゃもじゃです!

前から気になっていた「地上最後の刑事」ベン・H・ウィンタース著(アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作)を、文庫になった機会にようやく読むことができました。最近は文庫もやたら高くて迂闊に買えませんからねface04

粗筋は、新米刑事が「明らかに」首吊り自殺と思われる事件に不審を持ち、謎を究明していく、といういたってシンプルなミステリー。
しかし、その背景がちと違う。この作品はSF的な背景、6か月後に地球に巨大な隕石が衝突し世界は滅びることが明らかな世界が舞台である。
だから、自殺なんて全く珍しくない世界なのである。
また、人々は死ぬ前にやりたかった事を求めて職を離れてしまい、普通にまともに働いている人の方が珍しい状況。その中で、新米刑事は刑事として謎を追求していく。

謎解きそのものは、凝ったものではなく、作者も早い時期にヒントを出している。
個人的には、滅亡を目前にする世界を淡々と描くところに好感が持てた。また、死を目前に、淡々と以前からの日常を変わらず仕事を続ける登場人物たちの、職業倫理というか精神にも感銘を受けた。

巻末の池上冬樹氏の解説を読んで思ったのだが、本書はフランクルの「夜と霧」を思い出させる。「夜と霧」は第二次大戦中のユダヤ人収容所に実際に収容され生きて出てくることができた精神科医の実話である。どちらも、死を目前にしていかに生きるかという話。(収容所では死ぬ前にやりたい事などもちろんできない。ましてや、自殺も簡単にはできないが・・)

本作は3部作の1作目でこのあと「カウントダウン・シティ」「世界の終わりの7日間」と続く。
いずれもミステリーやSFで賞を取っているようで、続きを読むのが楽しみ。特に「カウントダウン・シティ」はP.K.ディック賞を取っているようなので、読後さっそくアマゾンに注文しました。
作者がミステリーやSFの体裁の中で、何を描きたいのかは3部作を読了後にわかるのではないかと思う。




  

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2016年07月19日

「中国軍を駆逐せよ!」ゴーストフリート出撃す!

3連休はしっかりと休んだ!もじゃもじゃです!

「中国軍を駆逐せよ!」はP.W.シンガーとオーガスト・コールの共著による、軍事ミステリー小説です。
太平洋で巨大なガス田を発見した中国がロシアと組んで、アメリカの衛星を破壊し、真珠湾を攻撃、ハワイ島を占領。米空母・原潜も破壊し、圧倒的に軍事的有利に立つ。アメリカは廃棄寸前のローテク艦隊を結成し、必死のハワイ奪還作戦を試みるが・・・・。
というのが、あらすじ。

共著者のP.W.シンガー氏はロボット、傭兵、子供兵士といった、現代の戦争の新しい様相をノンフィクションで描き、高い評価を得ている戦略家で、今回初めてフィクションを書き下ろしたもの。
登場人物が不必要に多く、場面がコロコロ変わるので、ストーリーとしての魅力は残念ながらない。
アマゾン書評も低いが、最先端の情報を持つシンガー氏の知見があちこちに散りばめられていて、そこを読むなら面白い。

例えば、中国軍の提督が孫子をやたらと引用するところなどは、ルトワックの「自滅する中国」でも言及されており、ニヤリとさせられた。
中国では、軍人に限らず、政治家も孫子を学んでおり、自分達は戦略的に優れていると思っているらしい。
しかし、ルトワック氏によると、同じ文化圏内なら有効な孫子も、異文化の国相手には通用しないとのこと。

また、
「現代の軍事戦略」
でもご紹介したように、シーパワー、ランドパワーとも情報ネットワーク化・ハイテク精密兵器をベースとした、軍事戦略の変更が進んでおり、要である衛星を失うとどうなるかが、本書では描かれている。

さて、ミリブロ読者の方々は、どんなガンが出てくるかご興味おありでしょう。
実は、物語の決着をつける「ガン」が登場します!
どんな「ガン」かは読んでのお楽しみface02

時間のあるかたは、ハイテク兵器についての雑誌記事を斜め読みするような感覚で、いかがでしょう?












  

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2016年05月31日

ザ・カルテル

もじゃもじゃです!

ドン・ウィンズロウ著「ザ・カルテル」。
メキシコの麻薬王とアメリカのDEA捜査官との、30年にわたる血みどろの争いを描いた作品。

本作ではやたらと人が死ぬ。撃たれる、刺される、拷問される。
もちろん本作はフィクションであるが、現実のメキシコ麻薬戦争でも、ウィキペディアによると6年間で、政府側・麻薬組織側(この分け方も実は怪しいが・・)7万人以上が死んでいる。
小説で描かれる死者の多さは誇張ではないことが分かる。
現実なのだ。

しかし、前作「犬の力」や「ザ・カルテル」上巻にはない、「感動」が下巻にはある。
平凡な日常の場、働く場所、ご近所や故郷が戦場・処刑場と化す中、身の危険を顧みずに正義を貫き戦う人たちの姿が感動的だ。
ハードな作品であるが、おすすめ!


  

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2016年04月28日

ザ・カルテル

もじゃもじゃです!

ドン・ウィンズロウ著 「ザ・カルテル」
麻薬王バレーラとDEA捜査官ケラーの血みどろの戦いを描いた「犬の力」の続編「ザ・カルテル」がついに発売。

上巻のラスト部分を読みつつ、それほど熱中しているつもりはなかったんだけど、次が自分の降りる駅だ~と思って降りたら、いつもと景色が違う。
あれ??
準急1駅分乗り過ごしました。(笑)
駅1つ分乗り過ごしてしまう面白さ!

暴力描写が当然多い作品だが、前作ではUZIくらいしかGunの描写はなかったと思ったんだけど、今回はSIGやらARやらGunの描写が増えてる。
Gun&携帯兵器だらけのノンストップ特殊部隊アクション「報復」でテストしたのかな?

さ!下巻だ!




  

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