2016年11月14日

「名著で学ぶ戦争論」

もじゃもじゃです!

「名著で学ぶ戦争論」石津朋之編著 日経ビジネス人文庫刊 をご紹介します。

編著者は防衛省防衛研究所 戦史部第1戦史研究室主任研究官であり、各種戦略関連の著書訳書を多く執筆している。
本書は「一般読者が軍事戦略や国家戦略についてより身近に考えるガイド」としてまとめられている。

章立てと紹介されている著者をご紹介する。

第Ⅰ部 古典に学ぶ軍事戦略
・孫子、トゥキディデス、カエサル等

第Ⅱ部 クラウゼヴィッツ「戦争論」に学ぶ
     ・クラウゼヴィッツ、ハワード、ブロディ等

第Ⅲ部 戦争の哲学に学ぶ
     ・毛沢東、カント、ガット等

第Ⅳ部 システムとしての戦略論
     ・リデルハート、マハン、ドゥーエ等

第Ⅴ部 国家と戦争の関係から学ぶ
     ・フィリップス、デルブリュック、キーガン等

第Ⅵ部 現代の戦略論
     ・ルトワック、クレフェルト、グレイ等

各章毎に代表的な著作が紹介され、それぞれの著作が2~3ページで概要が分かるようになっており、初心者にとって非常に分かりやすいガイドブックとなっている。
私がご紹介している「現代の軍事戦略」よりも内容は平易であり、かつ幅広い書籍を紹介している。
また、この分野は、どうしても英米系に偏りがちであるが、中国古典や「甲陽軍鑑」、またドイツ系の書籍も紹介されている。

私は7年前に本書を購入したが、今でも時々興味のある章だけを読み返して、次の読書の参考にしている。
残念なのは、訳書が少ないこと。読みたいと思っても、翻訳が出ていない書籍が多いのが惜しい。もっとも翻訳が出ている書籍だけでは、納得のいく読書ガイドは作れないのが現状である。

読書の秋 の為のガイドブックとして、文庫でもあるし、ご一読されてはいかがでしょう?
「名著で学ぶ戦争論」








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Posted by もじゃもじゃ  at 11:28 │Comments(0)◎戦略関連

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