2016年04月28日
ザ・カルテル
もじゃもじゃです!
ドン・ウィンズロウ著 「ザ・カルテル」
麻薬王バレーラとDEA捜査官ケラーの血みどろの戦いを描いた「犬の力」の続編「ザ・カルテル」がついに発売。
上巻のラスト部分を読みつつ、それほど熱中しているつもりはなかったんだけど、次が自分の降りる駅だ~と思って降りたら、いつもと景色が違う。
あれ??
準急1駅分乗り過ごしました。(笑)
駅1つ分乗り過ごしてしまう面白さ!
暴力描写が当然多い作品だが、前作ではUZIくらいしかGunの描写はなかったと思ったんだけど、今回はSIGやらARやらGunの描写が増えてる。
Gun&携帯兵器だらけのノンストップ特殊部隊アクション「報復」でテストしたのかな?
さ!下巻だ!

ドン・ウィンズロウ著 「ザ・カルテル」
麻薬王バレーラとDEA捜査官ケラーの血みどろの戦いを描いた「犬の力」の続編「ザ・カルテル」がついに発売。
上巻のラスト部分を読みつつ、それほど熱中しているつもりはなかったんだけど、次が自分の降りる駅だ~と思って降りたら、いつもと景色が違う。
あれ??
準急1駅分乗り過ごしました。(笑)
駅1つ分乗り過ごしてしまう面白さ!
暴力描写が当然多い作品だが、前作ではUZIくらいしかGunの描写はなかったと思ったんだけど、今回はSIGやらARやらGunの描写が増えてる。
Gun&携帯兵器だらけのノンストップ特殊部隊アクション「報復」でテストしたのかな?
さ!下巻だ!

2016年04月26日
「中国4.0 暴発する中華帝国」 その2
さて、エドワード・ルトワック著 奥山真司訳 文春新書刊の「中国4.0 暴発する中華帝国」。
先日は「その1」として、2000年以降の中国の対外政策と、なぜ暴発したかの理由までをまとめた。
本日はルトワック氏が提案する日本がとるべき対応策(本書5章)についてご紹介したい。
もし、尖閣諸島が中国に占領されたとしたら、日本はどのような対応をとるべきだろうか?
封じ込め政策
中国は巨大な人口と経済力・軍事力を持つ大国である。
しかし、現状はアフリカの独裁的小国なみに不安定である。
不安定で先行きの予測ができない大国への対応としては、極めて受動的な「封じ込め」政策が有効である。
「封じ込め」とは、ひたすら相手に「反応」することに主眼を置く政策である。
もし尖閣を占領されたら⇒即時に反応
もし中国が尖閣を占領したとしたら、日本は「即時」に反応しなければならない。
(南シナ海のスプラトリー諸島で他国の島をとって基地を建設してしまうような)中国に対抗するため、島を占拠されたら、誰にも相談することなく奪還するメカニズムが不可欠である。
アメリカや国連に頼ったり、国会で議論などしてモタモタしていたら、ロシアにクリミア半島を奪われたウクライナの二の舞になる。
アフリカのフランス領マリをアルカイダに占領された際、フランスのオランド大統領は、電話1本で軍の進駐を命じた。
日本にもこのようなメカニズムが必要である。
もし尖閣を占領されたら⇒多元的な能力行使
多元的とは、日本の関係組織それぞれが、自律的に行動するということ。
各組織とは、海自・海保・陸自・空自そして、外務省も含まれる。
武力的実行力のある各組織は島の奪還作戦を、外務省はアメリカ、東南アジア、EU等に働きかけ、中国を尖閣から追い出す為の策を実施する。
たとえば、外務省はEUに働きかけ、中国の船の入管手続きを遅延させ、経済的打撃を与えるなどの手段がある。
もし尖閣を占領されたら⇒アメリカの支援
日本は即時的・多元的に行動しつつも、アメリカの支援を必要とする。
しかし、アメリカの公式な立場は「領土紛争では中立的立場を守る」というもの。
つまり、どのような支援をするかはアメリカ大統領の決断いかんであり、その決断はその時のアメリカの国内事情、米国民のムードによる。
アメリカは「日本の根幹としての統治機構システム」を守る意思と装備は持っている。
が、人が住まないような小さな島まで守るような想定はない。
日本が小さな島一つ自分で守れないのであれば、米側に過大な負担を与え、日米関係に悪影響を与える。
つまり、日本は島の奪還は自らの判断で自らの力で行わなければならない。
以上、今回は、日本の対応に的を絞って主に本書の第5章を中心にまとめた。
本書には他にも、習近平に関する考察、韓国が日本を恨む理由、国家が戦略を誤る理由、「大国は小国に勝てない」「海洋パワーとシーパワー」「戦略文化」など、本ブログでは触れてはいないが、刺激的な内容に満ちている。
また、「自滅する中国」と合わせて読むことで、戦略的に中国を理解することができるだろう。
6章では、本書のインタビューと訳を担当された地政学者・奥山氏が本書のエッセンスをまとめている。
本書の理解だけでなく、「戦略論」を含めたルトワック氏の理論の理解の一助になるので、お勧めである。
最後にタイトルにもなっている「中国4.0」なるルトワック氏が提案する中国の対外政策とはどのようなものか?
それは、皆さんが書店で本書を手にとって、ご自身で確かめられたい。

先日は「その1」として、2000年以降の中国の対外政策と、なぜ暴発したかの理由までをまとめた。
本日はルトワック氏が提案する日本がとるべき対応策(本書5章)についてご紹介したい。
もし、尖閣諸島が中国に占領されたとしたら、日本はどのような対応をとるべきだろうか?
封じ込め政策
中国は巨大な人口と経済力・軍事力を持つ大国である。
しかし、現状はアフリカの独裁的小国なみに不安定である。
不安定で先行きの予測ができない大国への対応としては、極めて受動的な「封じ込め」政策が有効である。
「封じ込め」とは、ひたすら相手に「反応」することに主眼を置く政策である。
もし尖閣を占領されたら⇒即時に反応
もし中国が尖閣を占領したとしたら、日本は「即時」に反応しなければならない。
(南シナ海のスプラトリー諸島で他国の島をとって基地を建設してしまうような)中国に対抗するため、島を占拠されたら、誰にも相談することなく奪還するメカニズムが不可欠である。
アメリカや国連に頼ったり、国会で議論などしてモタモタしていたら、ロシアにクリミア半島を奪われたウクライナの二の舞になる。
アフリカのフランス領マリをアルカイダに占領された際、フランスのオランド大統領は、電話1本で軍の進駐を命じた。
日本にもこのようなメカニズムが必要である。
もし尖閣を占領されたら⇒多元的な能力行使
多元的とは、日本の関係組織それぞれが、自律的に行動するということ。
各組織とは、海自・海保・陸自・空自そして、外務省も含まれる。
武力的実行力のある各組織は島の奪還作戦を、外務省はアメリカ、東南アジア、EU等に働きかけ、中国を尖閣から追い出す為の策を実施する。
たとえば、外務省はEUに働きかけ、中国の船の入管手続きを遅延させ、経済的打撃を与えるなどの手段がある。
もし尖閣を占領されたら⇒アメリカの支援
日本は即時的・多元的に行動しつつも、アメリカの支援を必要とする。
しかし、アメリカの公式な立場は「領土紛争では中立的立場を守る」というもの。
つまり、どのような支援をするかはアメリカ大統領の決断いかんであり、その決断はその時のアメリカの国内事情、米国民のムードによる。
アメリカは「日本の根幹としての統治機構システム」を守る意思と装備は持っている。
が、人が住まないような小さな島まで守るような想定はない。
日本が小さな島一つ自分で守れないのであれば、米側に過大な負担を与え、日米関係に悪影響を与える。
つまり、日本は島の奪還は自らの判断で自らの力で行わなければならない。
以上、今回は、日本の対応に的を絞って主に本書の第5章を中心にまとめた。
本書には他にも、習近平に関する考察、韓国が日本を恨む理由、国家が戦略を誤る理由、「大国は小国に勝てない」「海洋パワーとシーパワー」「戦略文化」など、本ブログでは触れてはいないが、刺激的な内容に満ちている。
また、「自滅する中国」と合わせて読むことで、戦略的に中国を理解することができるだろう。
6章では、本書のインタビューと訳を担当された地政学者・奥山氏が本書のエッセンスをまとめている。
本書の理解だけでなく、「戦略論」を含めたルトワック氏の理論の理解の一助になるので、お勧めである。
最後にタイトルにもなっている「中国4.0」なるルトワック氏が提案する中国の対外政策とはどのようなものか?
それは、皆さんが書店で本書を手にとって、ご自身で確かめられたい。

2016年04月22日
つるつる 解消!
もじゃもじゃです!久々のガンねた(笑)
Iさんから入手したCZ75 2ndシルバー。
見た目はとっても気に入ってるんですが、いざ撃つとなると、つるつる滑ってグリップしにくい。
元々CZ75はグリップが滑りやすいので、ブラックのシステム7にはグリップ前方にゴムを貼り付けて、滑り止めにしていた。

しかし、シルバーで同じことをやると、唯一の長所の(笑)美しい見た目が崩れる。
そこで、木グリ登場。
以前、システム7につけていた時は、ウェイトがない為ガン全体が軽すぎて、ちゃっちーく思えたのでやめてしまった。

でも、シルバーに付けると・・・・
あら、不思議!あまり軽く感じない(笑)
おまけに手が痛くなるようなチェッカリングで、当初の目的のグリップ不足解消にも効果絶大!
見た目もクラシカルな方向で美しさが増したような・・・(自画自賛)
副次的な効果として、自分が手のひらのどの部分に滑り止め効果を求めているかも分かった。
レースガンのグリップで試してみる予定です
Iさんから入手したCZ75 2ndシルバー。
見た目はとっても気に入ってるんですが、いざ撃つとなると、つるつる滑ってグリップしにくい。
元々CZ75はグリップが滑りやすいので、ブラックのシステム7にはグリップ前方にゴムを貼り付けて、滑り止めにしていた。

しかし、シルバーで同じことをやると、唯一の長所の(笑)美しい見た目が崩れる。
そこで、木グリ登場。
以前、システム7につけていた時は、ウェイトがない為ガン全体が軽すぎて、ちゃっちーく思えたのでやめてしまった。

でも、シルバーに付けると・・・・
あら、不思議!あまり軽く感じない(笑)
おまけに手が痛くなるようなチェッカリングで、当初の目的のグリップ不足解消にも効果絶大!
見た目もクラシカルな方向で美しさが増したような・・・(自画自賛)
副次的な効果として、自分が手のひらのどの部分に滑り止め効果を求めているかも分かった。
レースガンのグリップで試してみる予定です

2016年04月19日
テキサスそして移籍
もじゃもじゃです!
2輪レースの最高峰モトGPは第三戦アメリカGPがテキサスで行われました。
優勝はホンダのマルケス。テキサスでは4年連続の勝利で、無敵の強さ。
ホンダのマシンが仕上がってきたのか、マルケスが凄いのか、判断がつきません(笑)

一方ヤマハの生ける伝説ロッシは、珍しくフロントからスリップダウン。リタイヤとなりました。
他にも転倒者続出で、今季から復帰のミシュランとのマッチングには時間がかかりそうです。
そして、かねてから噂だったヤマハのエース・ロレンゾの来季ドカティへの移籍が本日発表されました。
「バターのような」と評されるウルトラスムーズなライディングで、荒馬的なイメージのドカティをどう乗りこなすか楽しみです。
移籍しても応援するぞ!

2輪レースの最高峰モトGPは第三戦アメリカGPがテキサスで行われました。
優勝はホンダのマルケス。テキサスでは4年連続の勝利で、無敵の強さ。
ホンダのマシンが仕上がってきたのか、マルケスが凄いのか、判断がつきません(笑)

一方ヤマハの生ける伝説ロッシは、珍しくフロントからスリップダウン。リタイヤとなりました。
他にも転倒者続出で、今季から復帰のミシュランとのマッチングには時間がかかりそうです。
そして、かねてから噂だったヤマハのエース・ロレンゾの来季ドカティへの移籍が本日発表されました。
「バターのような」と評されるウルトラスムーズなライディングで、荒馬的なイメージのドカティをどう乗りこなすか楽しみです。
移籍しても応援するぞ!

2016年04月14日
「中国4.0 暴発する中華帝国」 その1
もじゃもじゃです!
さて、先日の「戦略論」に引き続き「最強の」戦略家ルトワック氏の最新作を紹介。
本書は日本の地政学者奥山真司氏がルトワック氏に行ったインタビューを元に構成されており、非常に読みやすい。
新書ということもあり、売れているようで、3月20日出版後、現在書店に並んでいるのは既に3刷である。
内容は2000年代からの中国の対外政策を、中国(チャイナ)1.0=平和的台頭、、中国2.0=対外強硬路線、中国3.0=選択的攻撃に
分類し、中国の今後の方向性(中国4.0)と日本の対応策について書かれている。
「自滅する中国」の続編にあたるが、それだけにとどまらずルトワックの「戦略論」を理解する入門書的な役割も果たしている。
また、最近の情勢も取り込まれており、インタビューが元ということで日本向けを意識した最新の中国論でもある。
まずは前提となる、2000年以降の中国の対外政策を簡潔にまとめてみると、
中国(チャイナ)1.0=平和的台頭→2000年以降リーマンショックまで
・国際秩序に従い、領海、経済ルール、金融取引等各種国際ルールに従いながら、発展。
・経済の発展と相まって、国際的にも受け入れられていた。
中国2.0=対外強硬路線→リーマンショック後
・リーマンショックをきっかけにアメリカの衰退が始まるや、対外強行路線に転じる。
・日本との尖閣を巡るトラブルをはじめ、インド、フィリピン、ベトナムとの領土問題が蒸し返される。
・結果として、反中同盟が徐々に結成されはじめる。
中国3.0=選択的攻撃→現在
・抵抗のないところには攻撃に出て、抵抗のあるところには攻撃しない。
・日本やインド等にはあからさまな行動には出ないが、フィリピンやミャンマーなど抵抗のない親中国で経済的・領土的問題を起こし、親中国をも遠ざける結果となっている。
なぜ、中国がリーマンショック後対外強硬路線に走り、世界中で反感を買い、アメリカをして決定的に中国を敵対視させ、日本の警戒感を増幅させるような国際情勢を作り出してしまったかについて
著者は3つの中国の錯誤をあげている。
①国力と経済力のずれ・・経済力が実際に国力(国際社会でのパワー)に反映されるまで、50年~100年のタイムラグがある。
②線的予測・・リーマンショック時のアメリカの衰退・中国の勃興傾向がそのまま続くという思い込み。
③大国は二国間関係をもてない・・中国は問題を当事国(主にアジアの小国)との2国間で解決したがる。
しかし、中国を脅威と感じる他の大国が介入して来るため、実質的に2国間での関係は保てない。
19世紀半ばから日本等列強に支配されたうらみ「百年国恥」を、経済的・軍事的に力をつけ、アメリカが相対的に衰退の兆しを見せた時から、中国は3つの錯誤によって戦略を誤った。
では、著者が提案する「中国4.0」とはどのような戦略なのだろうか?
また、日本が取るべき対応とはどのようなものだろうか?
次回、その2に続きます!

さて、先日の「戦略論」に引き続き「最強の」戦略家ルトワック氏の最新作を紹介。
本書は日本の地政学者奥山真司氏がルトワック氏に行ったインタビューを元に構成されており、非常に読みやすい。
新書ということもあり、売れているようで、3月20日出版後、現在書店に並んでいるのは既に3刷である。
内容は2000年代からの中国の対外政策を、中国(チャイナ)1.0=平和的台頭、、中国2.0=対外強硬路線、中国3.0=選択的攻撃に
分類し、中国の今後の方向性(中国4.0)と日本の対応策について書かれている。
「自滅する中国」の続編にあたるが、それだけにとどまらずルトワックの「戦略論」を理解する入門書的な役割も果たしている。
また、最近の情勢も取り込まれており、インタビューが元ということで日本向けを意識した最新の中国論でもある。
まずは前提となる、2000年以降の中国の対外政策を簡潔にまとめてみると、
中国(チャイナ)1.0=平和的台頭→2000年以降リーマンショックまで
・国際秩序に従い、領海、経済ルール、金融取引等各種国際ルールに従いながら、発展。
・経済の発展と相まって、国際的にも受け入れられていた。
中国2.0=対外強硬路線→リーマンショック後
・リーマンショックをきっかけにアメリカの衰退が始まるや、対外強行路線に転じる。
・日本との尖閣を巡るトラブルをはじめ、インド、フィリピン、ベトナムとの領土問題が蒸し返される。
・結果として、反中同盟が徐々に結成されはじめる。
中国3.0=選択的攻撃→現在
・抵抗のないところには攻撃に出て、抵抗のあるところには攻撃しない。
・日本やインド等にはあからさまな行動には出ないが、フィリピンやミャンマーなど抵抗のない親中国で経済的・領土的問題を起こし、親中国をも遠ざける結果となっている。
なぜ、中国がリーマンショック後対外強硬路線に走り、世界中で反感を買い、アメリカをして決定的に中国を敵対視させ、日本の警戒感を増幅させるような国際情勢を作り出してしまったかについて
著者は3つの中国の錯誤をあげている。
①国力と経済力のずれ・・経済力が実際に国力(国際社会でのパワー)に反映されるまで、50年~100年のタイムラグがある。
②線的予測・・リーマンショック時のアメリカの衰退・中国の勃興傾向がそのまま続くという思い込み。
③大国は二国間関係をもてない・・中国は問題を当事国(主にアジアの小国)との2国間で解決したがる。
しかし、中国を脅威と感じる他の大国が介入して来るため、実質的に2国間での関係は保てない。
19世紀半ばから日本等列強に支配されたうらみ「百年国恥」を、経済的・軍事的に力をつけ、アメリカが相対的に衰退の兆しを見せた時から、中国は3つの錯誤によって戦略を誤った。
では、著者が提案する「中国4.0」とはどのような戦略なのだろうか?
また、日本が取るべき対応とはどのようなものだろうか?
次回、その2に続きます!

2016年04月08日
スラップ・スティック!
もじゃもじゃです!
2輪レースの最高峰モトGP第二戦アルゼンチンが終わりました。

レースは今季から復帰したミシュランタイヤのトラブルにより、レース途中でマシンを乗り換える実質2ヒート制。
予選から路面状況も安定せず、レースは転倒者続出のドタバタ喜劇のような展開となりました。
優勝したのは、ホンダのエース マルク・マルケス。
既に2度のモトGPクラスチャンピオンを獲得している若き天才。
ヤマハのホルヘ・ロレンゾと並ぶ今シーズンのチャンピオン候補の一人でもある。

モトGPは今週末アメリカのテキサスでレースを行った後、ヨーロッパへ戻る。
ヨーロッパへ戻ってから、各メーカーの実力がハッキリと現れる。
楽しみである。
2輪レースの最高峰モトGP第二戦アルゼンチンが終わりました。

レースは今季から復帰したミシュランタイヤのトラブルにより、レース途中でマシンを乗り換える実質2ヒート制。
予選から路面状況も安定せず、レースは転倒者続出のドタバタ喜劇のような展開となりました。
優勝したのは、ホンダのエース マルク・マルケス。
既に2度のモトGPクラスチャンピオンを獲得している若き天才。
ヤマハのホルヘ・ロレンゾと並ぶ今シーズンのチャンピオン候補の一人でもある。

モトGPは今週末アメリカのテキサスでレースを行った後、ヨーロッパへ戻る。
ヨーロッパへ戻ってから、各メーカーの実力がハッキリと現れる。
楽しみである。
2016年04月06日
汝 平和を欲するなら 戦いに備えよ
もじゃもじゃです!
以前紹介した自滅する中国の著者で実務派戦略研究家エドワード・ルトワック氏の代表的著書「戦略論 戦争と平和の論理」を、今回ご紹介。
・本書は8カ国以上で翻訳され、戦略教育の現場で活用されている現代の古典的名著。
著者のルトワック氏はいわゆる学者タイプではなく、各国政府や民間企業のコンサルタントとして現場で活躍している現役の実務派戦略家。(特殊部隊へのアドバイスも行っているとか)
本作が代表作と言われている。
・今回のタイトル「汝 平和を欲するなら 戦いに備えよ」は本書の主要テーマである逆説的論理を簡潔に顕すローマ時代の格言である。ラテン語では「Si vis pacem, para bellum」。
ガンファンにはおなじみのカートリッジ9mmパラベラムの「パラベラム」は、この警句から取られたとか。
さて、「戦略論」の大きな特徴として2点。
①戦略を垂直面と水平面でモデル化。
②戦略の世界は逆説的論理に満ちている。
①戦略を垂直面と水平面でモデル化
・戦略の概念は、垂直面と水平面に分かれる。
・垂直面は下から「技術」⇒「戦術」⇒「作戦」⇒「戦域戦略」⇒「大戦略」によって構成されている。
水平面は、敵と味方の間で行われる活動の作用と反作用(攻撃と反撃etc)が、垂直面の各レベルで行われる。
・最も重要なのは一番上の「大戦略」。垂直面において、下の「技術」から優れていても、「大戦略」誤っていると戦争には勝てない。
優秀な兵器と陸軍で戦闘に勝ち続けヨーロッパをほぼ制圧しても、最終的には同盟国の選択を誤った結果敗北したナチスドイツが一例。
②戦略の世界には逆説的論理に満ちている
・逆説的とは、物事を原因、過程、結果と直線的にシンプルに考える一般的な思考モデルとは異なり、対立する相手との相互作用によって物事の形勢が反対方向に転じるという意味。
戦争におけるひとつひとつの行動はシンプルなものであるが、戦争では敵味方がお互いの手段に対して対抗したり妨害しようとしたりする結果、一般的な「原因→過程→結果」どおりには進まない。
・例えば、人や物資を輸送する際、平時であれば、スピードを出せて大量の人員・物資を快適に輸送できる広くて整備された道を選ぶだろう。
しかし、戦時には広くて整備された道は、敵にとっても有利であり、待ち伏せや妨害・奇襲等に合いやすい為、平時には非合理的な狭くて険しい道を、しかも夜の雨の日に選んだりする。

本書では、逆説的論理を豊富な事例を交えて解説がなされている。が、一般の人には難解な本である。
文章が難解な上に、ある程度の軍事史の知識が必要だからである。
また、ビジネス戦略書では、まとめ的なページや章があるものだが、本書にはほぼない。
しかし、難解な「戦略論」も同じルトワック氏の「自滅する中国」を副読本として活用することで、私を含めた一般の人にも戦略に対する理解が深まる。
現在、日本をはじめアメリカ、東南アジア諸国の大きな脅威となりつつある中国の動向をルトワック氏の著作を通じて戦略面から理解することで、戦略が生きた知恵となってくる。
興味を持たれた方は、まずは自滅する中国をおすすめする。ちょっと分厚い本は・・・という方にはルトワック氏の最新刊「中国4.0 暴発する中華帝国」から入っても良いかもしれません。
※文中、一部「自滅する中国」解説から引用させて頂きました。
以前紹介した自滅する中国の著者で実務派戦略研究家エドワード・ルトワック氏の代表的著書「戦略論 戦争と平和の論理」を、今回ご紹介。
・本書は8カ国以上で翻訳され、戦略教育の現場で活用されている現代の古典的名著。
著者のルトワック氏はいわゆる学者タイプではなく、各国政府や民間企業のコンサルタントとして現場で活躍している現役の実務派戦略家。(特殊部隊へのアドバイスも行っているとか)
本作が代表作と言われている。
・今回のタイトル「汝 平和を欲するなら 戦いに備えよ」は本書の主要テーマである逆説的論理を簡潔に顕すローマ時代の格言である。ラテン語では「Si vis pacem, para bellum」。
ガンファンにはおなじみのカートリッジ9mmパラベラムの「パラベラム」は、この警句から取られたとか。
さて、「戦略論」の大きな特徴として2点。
①戦略を垂直面と水平面でモデル化。
②戦略の世界は逆説的論理に満ちている。
①戦略を垂直面と水平面でモデル化
・戦略の概念は、垂直面と水平面に分かれる。
・垂直面は下から「技術」⇒「戦術」⇒「作戦」⇒「戦域戦略」⇒「大戦略」によって構成されている。
水平面は、敵と味方の間で行われる活動の作用と反作用(攻撃と反撃etc)が、垂直面の各レベルで行われる。
・最も重要なのは一番上の「大戦略」。垂直面において、下の「技術」から優れていても、「大戦略」誤っていると戦争には勝てない。
優秀な兵器と陸軍で戦闘に勝ち続けヨーロッパをほぼ制圧しても、最終的には同盟国の選択を誤った結果敗北したナチスドイツが一例。
②戦略の世界には逆説的論理に満ちている
・逆説的とは、物事を原因、過程、結果と直線的にシンプルに考える一般的な思考モデルとは異なり、対立する相手との相互作用によって物事の形勢が反対方向に転じるという意味。
戦争におけるひとつひとつの行動はシンプルなものであるが、戦争では敵味方がお互いの手段に対して対抗したり妨害しようとしたりする結果、一般的な「原因→過程→結果」どおりには進まない。
・例えば、人や物資を輸送する際、平時であれば、スピードを出せて大量の人員・物資を快適に輸送できる広くて整備された道を選ぶだろう。
しかし、戦時には広くて整備された道は、敵にとっても有利であり、待ち伏せや妨害・奇襲等に合いやすい為、平時には非合理的な狭くて険しい道を、しかも夜の雨の日に選んだりする。

本書では、逆説的論理を豊富な事例を交えて解説がなされている。が、一般の人には難解な本である。
文章が難解な上に、ある程度の軍事史の知識が必要だからである。
また、ビジネス戦略書では、まとめ的なページや章があるものだが、本書にはほぼない。
しかし、難解な「戦略論」も同じルトワック氏の「自滅する中国」を副読本として活用することで、私を含めた一般の人にも戦略に対する理解が深まる。
現在、日本をはじめアメリカ、東南アジア諸国の大きな脅威となりつつある中国の動向をルトワック氏の著作を通じて戦略面から理解することで、戦略が生きた知恵となってくる。
興味を持たれた方は、まずは自滅する中国をおすすめする。ちょっと分厚い本は・・・という方にはルトワック氏の最新刊「中国4.0 暴発する中華帝国」から入っても良いかもしれません。
※文中、一部「自滅する中国」解説から引用させて頂きました。
2016年04月01日
CZ SP01 SHADOW2
エイプリルフールなのに、まだ大嘘ついてないもじゃもじゃです!
先日スクープした(小嘘)、CZ SP01 SHADOW2ですが、WEB上で画像拾ってきたのでご紹介。



マリアちゃんのYoutubeIPSC動画ももあるよ!
先日スクープした(小嘘)、CZ SP01 SHADOW2ですが、WEB上で画像拾ってきたのでご紹介。



マリアちゃんのYoutubeIPSC動画ももあるよ!