2017年01月09日

トゥキディデスの罠

もじゃもじゃです!

「トゥキディディスの罠」とは、新興の大国が旧覇権国との争いから逃れられないとの意味で、アメリカの国際政治学者グレアム・アリソンの造語です。グレアム・アリソンはキューバ危機を描いた「決定の本質」で有名な方。
トゥキディディスが「歴史」もしくは「戦史」で描いたペロポンネソス戦争は、新興のアテナイが覇権国であるスパルタと戦った30年に渡る戦争を描いたもので、「トゥキディディスの罠」という語はここから取られた。

実際に、過去の11の大戦を調べてみると、7~8つの戦争が「トゥキディディスの罠」に当てはまるとか。例えば、第二次世界大戦のドイツ、日本しかり、第一次大戦のドイツしかりである。
また、米新政権が対中強硬路線を睨んだ人事が話題となっていることもあり、米中戦争の可能性も取りざたされております。

2017年は国際政治・経済から目が離せない年となりそうです。
トゥキディデスの罠








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Posted by もじゃもじゃ  at 09:00 │Comments(0)◎戦略関連

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